ふらんす読聴日記

フランス、読書、ラジオ好きのブログです。

外国語がペラペラになるために絶対すべきこと5つ

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私自身フランス語を勉強して十年近く経つのですが、初めの頃に比べたらだいぶ語学力が上がりました。ビギナーの時はまったく話せなかったので、フランス語を仕事で使えるようになるなんて夢みたいな話でした。でも今はネイティブスピーカーと問題なくコミュニケーションを取れるようになったし、日々仕事でも使っています。今回は、そんな私の経験を元に外国語をマスターするための方法をご紹介しましょう。

文法&語彙をマスターしよう

よく「外国語をシャワーみたいに浴びれば話せるようになる」と言われますよね。「赤ちゃんだって周りの人が話すのを聞いて覚えるじゃないか」と。でも、母語のように外国語を習得できるのは3歳~5歳くらいまでなんだとか(「臨界期仮説」というらしい)。ある程度の年齢から外国語学習を始めるなら、文法等を理論的に学ぶ必要があるそうです。「文法なんて面倒くさい!ネイティブと話しているうちに覚えられるでしょ」という気持ちも分かりますが、ある程度複雑なことを言おうとしたら文法の知識が絶対必要になります。それに文法を正しく理解できていないと、きちんとした文章が書けません。

とにかく聴いて、発音しよう

文法や語彙を勉強する際に繰り返し書いて覚えるのも有効ですが、ネイティブの発音を聴いて自分で発音してみることもかなり大切です。音声のすぐ後にリピートするシャドーイングは、なかなか有効です。シャドーイングを繰り返すと外国語に耳が慣れるので発音も良くなります。

ネイティブの話すナチュラルスピードに慣れよう

私がフランスにやって来た当初は、現地の人の話すフランス語が速すぎて全然聞き取れませんでした。私自身それなりにフランス語を聴いて耳を慣らしていたつもりでしたが、フランス語学習者向けの音源では話すスピードがずっと遅かったのです。海外旅行や留学などを考えている人は、ナチュラルスピードの音源を聴いて耳を慣らしておきましょう。

Journal en français facile | RFI SAVOIRS

フランス語学習者におすすめ。(中級以上~)毎日ニュースを聴くことができます。スクリプトも付いています。

 積極的に話してみよう

「まだ完璧じゃないから」「通じるかわからないし…」としり込みしないで、外国人と交流できるパーティーに参加したり、ネットで言語交換のパートナーを探してみたり、はたまた街で出会った外国人に話しかけてみたりと、じゃんじゃん自分から話しましょう。実は私自身ものすごくシャイな性格なのですが、勇気を出してフランス人と交流できる場に何度か参加しました。自分の言葉が相手に通じた時は、本当に嬉しかったものです。外国語での会話に慣れることができるし、それが自信につながりモチベーションもアップするので本当におすすめです。ちょっとくらい失敗しても大丈夫。恥をかくことを恐れない人が最終的に早く上達できるのです。

 諦めずに続けよう

語学は一朝一夕で上達するものではありません。特に英語やフランス語など日本語と隔たりの大きな言語は習得するのにも時間がかかります。すぐに上手に話せるようにならなくてもそれが当たり前なのだと思って、とにかく諦めずに毎日学習を続けましょう。ちなみに私は、フランス語を勉強し始めて4年くらいたってようやく話すことに慣れました。

 

文法や語彙をしっかり押さえ、ネイティブの発音を聴いて耳を慣らし、そして積極的に話してみることが大切なのです。そして何より、諦めずに毎日続けることです。劇的に上手くなる方法はありませんが、学ぶプロセスも楽しめれば続けられるはずです。ペラペラになれたその先に待っている「わくわく楽しいこと」を思い描いて、頑張り過ぎず頑張らなさ過ぎずなスタンスでいきましょう。