ふらんす読聴日記

フランス、読書、ラジオ好きのブログです。

何でもハッキリ言う?フランスにおける自己主張

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「外国人(主に欧米人)は日本人よりもハッキリ物事を言う」というのは昔からイメージがありましたが、いざ実際にフランスに来てみて「確かにそうだな」と実感しました。

メトロでの出来事

例えば、メトロで老婦人が座席に座っている若者に向かって「そこ座っていいかしら」と言っている場面を見ました。日本ではこんな場面には出くわしたことはありませんが、その後2、3回くらいメトロや電車内で「座っていい?」と聞いている人を見かけました。「譲ってくれないかな」とヤキモキするよりスパッと聞いてしまう方が、ストレスも溜まらなくていいんじゃないかと個人的には思います。

でも、フランス人にだって遠慮はある

「フランス人は思っていることをすべてストレートに言う」というのは必ずしも正しくないと思うこともありました。例えば、はっきり言うと相手を傷つけてしまう場合はオブラートに包むこともあります。料理に失敗して微妙なものができてしまった場合、フランス人の夫に「まずい?」と聞いたら「…さあ」と言われてしまいました。彼は美味しいと感じた時は美味しいと言うけれど、微妙な味の時は沈黙を貫きます(''_'')彼だけでなく他のフランス人とも付き合っていく中で、相手を傷つけてしまう時はあえて何も言わないんだなと感じました。

 

自分の主張を通したい時ははっきり言うけれど、相手を傷つけてしまう場合は日本人同様、はっきり言わないこともあるようです。他者への気遣いは日本人に比べると少ないけれど、フランス人も一応他の人に気を遣うことだってあるのです。