ふらんす読聴日記

フランス、読書、ラジオ好きのブログです。

日本の常識、世界の非常識?!日本人にだけ有名な動物たち2匹と1羽

皆さん、動物はお好きですか。私は結構好きです。子供の時、動物のドキュメンタリー番組が大好きで、飽きもせず毎日観ていたものです。人間社会でうまくいってない時なんかは、我々とはまったく関係ない世界に生きている彼らの姿に癒されたものです。弱肉強食の厳しい世界に比べたら、私のいる世界はぬるま湯だよなと思うこともしばしばでした(;´▽`A``

さて前置きが長くなりましたが、今回は日本でやたら有名だけど外国ではあまり知られていないらしい動物を紹介しましょう。

某CMのおかげで有名に?「アルパカ」

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以前、アルパカが喋る妙なCMがテレビで流れていましたね。ふわふわした丸っこいシルエットと、長いまつ毛に縁どられたつぶらな瞳がカワイイ動物です。

ちなみにフランス人の夫に「この動物知ってる?」と聞いたら「リャマ?」とのこと。調べてみたらどちらもラクダ科で南アメリカ原産なんだけど、リャマがラマ属なのに対し、アルパカはビクーニャ属なんだとか。リャマは荷運びのために使われているけれど、アルパカは羊のように毛を使うために飼われているらしい。大きさもリャマの方がアルパカより大きいそう。

パリジェンヌのティーンの女の子に「知ってる?」と聞いたら、「本物は知らないけど、日本のぬいぐるみを見たことがある」とのこと。日本のKawaiiグッズをきっかけにアルパカを知る外国人も少なくないのかもしれません。

 ぬぼっとした表情がゆる可愛い「カピバラ」

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十年位前に「カピバラさん」というキャラがプチ流行していた記憶があります。見た目もカワイイけれど、お風呂大好きでのんびりおっとりなキャラクターにもなかなか引きがありますね。ちなみに、夫はカピバラを知らなかったそうです。フランス語では「cabiaï(カビアイ)」、「Grand cochon d'eau(グラン・コション・ドー、大きな水の豚)」などと呼ばれているようです。水の豚って…('Д')

日本では福岡県北九州市の「スペースワールド」や「神戸どうぶつ王国」でふれあうことができるそう。沖縄では野生化したカピバラが稲を食い荒らす被害も出ているんだとか!沖縄は亜熱帯だから、熱帯出身のカピバラさんたちには住みやすいのかも。

ネット界のアイドル?!「ハシビロコウ」

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数年前ネットでブームになっていたハシビロコウ。10年近く前に上野動物園で見たことがあります。ブームになる前だったからか、ハシビロさんの前には誰もいませんでした。その時、この何とも言えない顔をしたハシビロさんにちょっと心が揺さぶられましたが、やっぱり後々ブームが来ました。何となく「この子は売れそうだ」と思っていた新人アイドルが売れたみたいな気分になりました(*ノωノ)

アフリカの湿地帯に住んでいて、魚を食べるそうです。英語では「靴のような嘴」を表す「Shoebill」、フランス語では「Bec-en-sabot du Nil(ベカンサボ・デュ・ニル、木靴のような嘴のナイルの鳥」。ハシビロさん、フランスではムッシュー・ベカンサボなのです。

日本人は可愛くて変な動物、好きだよね

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日本人は「カワイイ」「オモシロイ」動物を見つけ出すのが世界一早いのではないでしょうか。そしてその動物を音速の速さでグッズにしてしまいます(笑)。今後どんな動物に目を付けるのか、個人的に楽しみです。最近はアニメ『けものフレンズ』のおかげで、日本ではサーバルキャットが来ているみたいですね。アルパカ・カピバラ・ハシビロコウ、そしてサーバルキャットがこちらで流行る日が来るかどうかわかりませんが、日本発のゆるいカルチャーが世界にどんな影響を与えるのかも楽しみです。